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$$^{179m}$$Hfを測定する中性子放射化分析法によるジルコニウム標準試料(JAERI-Z15, -Z16)中のハフニウムの定量

米澤 仲四郎; 高島 教一郎

JAERI-M 8268, 7 Pages, 1979/05

JAERI-M-8268.pdf:0.37MB

高分解能のGe(Li)検出器を使用し、半減期18.6secの$$^{179m}$$Hfを測定する中性子放射化分析法により、ジルコニウム標準試料(JAERI-Z15、-Z16)中のハフニウムの定量をした。試料をJRR-4気送管で10sec照射後、40secで取り出し、Ge(Li)検出器で100sec$$gamma$$線スペクトルを測定した。$$^{179m}$$Hfの214.3KeV$$gamma$$線のピーク面積を求め、同じように操作してハフミウム標準から求めた検量線からハフニウム含量を求めた。分析を行った結果、JAERI-Z15は1.8$$pm$$0.11ppm(n=12)でJAERI-Z16は41$$pm$$1.9ppm(n=12)であった。本法の分析精度は1.8ppmのJAERI-Z15では4.5%、41ppmのJAERI-Z16では3.6%であった。ピークの検出下限をバックグラウンドの標準偏差の3倍(3$$sigma$$)とした場合、検出下限ハフニウム量は0.0012Mgとなり、試料量を30mgとした場合検出下限含量は0.04ppmであった。

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